中津城恒例イベント─秋─ 中津城薪能

第一回 中津城薪能

  • 期 日
    平成23年9月19日(月)敬老の日
    時 間
    午後5時開場 午後6時開演
    会 場
    中津城公園駐車場 特設舞台 
    ※雨天時:中津文化会館大ホール(TEL 0979-24-1155)
    ※会場となる中津城公園駐車場は、当日駐車場として使用できませんのでご注意下さい。
    入場料
    S席5,000円 A席3,000円 立ち見(当日のみ)1,000円
    入場券販売
    中津城/中津商工会議所/NPO法人まちづくり協議会/特定非営利活動法人中津文化協会/中津耶馬渓観光協会/中津耶馬渓観光協会中津支部

    その他

    ●雨天の場合は、中津文化会館大ホールで開催致します。座席数に限りがありますのでS席券所有の方を優先とし、先着順とさせて頂きます。大変申し訳ございませんが入場できない方には、チケット額面金額の払い戻しを行います。屋内のため篝火は焚きません。●会場変更の際は、当日正午までに当ホームページ上などで告知致しますのでご確認下さい。もしくは、紙面記載の連絡先までお問い合わせ下さい。●番組(プログラム)は、都合により変更する場合がございますのでご了承下さい。●満65歳以上のお客様には、記念品をお渡し致します。年齢の確認できる身分証明書を入場の際にご呈示下さい。●車椅子でご来場の方は、専用スペースにご案内致します。●上演中の写真撮影、録音などは固くお断り致します。●会場となる中津城公園駐車場は、当日駐車場として使用できませんのでご注意下さい。●会場周辺に特別駐車場を確保する予定ですが、駐車できる台数には限りがございますのでご容赦下さい。●会場近隣の方は、なるべく徒歩でお越し下さいますようご協力をお願い致します。●上演中の携帯電話の使用は、禁止させて頂きます。必ず電源をお切り下さい。●飲食物の会場内への持ち込みは可能ですが、他のお客様の迷惑にならないようご配慮下さい。ゴミは全てお持ち帰り下さい。●会場内は禁煙です。●会場内外での事故、盗難、入場者同士のトラブル等については、主催者は一切責任を負えません。●会場内外において係員の指示及び注意事項に従わない方、他のお客様の迷惑となる行為をされた方は退場または入場をお断りする場合がございます。●入場料の一部は、東北地方太平洋沖地震の復興支援の義援金として、日本赤十字社を通じて寄付致します。

    お問合わせ先

    〒871-0050
    大分県中津市二ノ丁本丸 中津城 
    TEL 0979-22-3651 FAX 0979-22-7853

  • ※画像をクリックすると大きいサイズのものがご覧頂けます。

    舞囃子 高砂(たかさご)

    シテ方 住吉明神 今村 嘉伸

    舞囃子(まいばやし)── 舞囃子とは、演目の主要部分を、面・装束をつけず、紋服・袴(はかま)または裃(かみしも)のままで、シテと地謡(じうたい)と囃子(はやし)とによって演ずるものです。
    九州阿蘇神社の神官である友成(ともなり)が都に上る途中、播磨の国の名所、高砂の浦に立ち寄ります。
    そこで、実は相生の松の化身である老夫婦と出会うところから始まる物語で、夫婦愛、長寿を称えるとても縁起の良い能の代表作です。

    狂言 附子(ぶす)

    狂言方 太郎冠者 篠原 太一

    ある大名が、家来の太郎冠者(かじゃ)と次郎冠者を呼びつけ、桶の中には附子(ぶす)というトリカブトの根から作られた猛毒が入っているので、近づくなと言い残して外出します。しかし、留守番を任された二人は気になって仕方がありません。
    太郎冠者が恐る恐る桶に近づき、とうとうふたを取ってみます。すると中身は砂糖だったので、二人は奪い合うようにして全部食べてしまうのです。そして言いわけのためになぜか、主人が大切にしている掛け軸を破り、台天目という高級な茶碗を割ってしまいます。
    やがて主人が帰宅するといきなり嘘泣きを始める二人。事情を訊く主人に太郎冠者と次郎冠者は……。
    いつの時代も変わらない温かみのある人間のおかしさ、面白さがあふれる作品です。

    能 土蜘蛛(つちぐも)

    シテ方 土蜘蛛ノ精 僧 今村 嘉太郎
    シテ方 源頼光 今村 哲朗 
    ワキ方 独武者 江崎 敬三

    病床の源頼光(みなもとのらいこう)の元へ、侍女の胡蝶(こちょう)が薬を携え見舞いに訪れますが、一向に快復のきざしが見られません。
    胡蝶が退出し夜が更けると、そこへ怪しげな僧が現れ、病気の具合を尋ねてきます。不審に思った頼光が名を問うと、その怪僧は「古今集」の歌を詠じながら近づき、突然、蜘蛛の糸を投げつけます。
    頼光が枕元にあった源家(げんけ)相伝の銘刀「膝丸(ひざまる)」を抜いて斬りつけると、その怪僧はたちまち姿を消してしまいました。怪僧は、土蜘蛛の化身だったのです。
    その場に駆けつけた独武者(ひとりむしゃ)に頼光は一部始終を語ると、銘刀「膝丸」を「蜘蛛切(くもきり)」に改める事を告げ、土蜘蛛の退治を命じます。
    独武者が従者を引き連れて土蜘蛛の流した血をたどって行くと、古塚が現れます。その古塚を突き崩すと、中から土蜘蛛の精が姿を見せます。
    土蜘蛛の精は、千筋もの蜘蛛の糸を投げつけて独武者たちをさんざんに苦しめますが、ついには首を斬り落され退治されてしまうのです。

  • 当日はあいにくの雨となり、第一回 中津城薪能は中津文化会館大ホールでの公演となりました。
    会場の変更により急遽、舞台の設置などの作業を行いましたが、万全の体制で公演を行うことができました。
    舞囃子「高砂」では華麗な舞を披露。
    狂言「附子」においては愉快で愛らしい人間模様に多くの笑いが生まれました。
    能「土蜘蛛」では蜘蛛の糸が放出されたシーンなど、ダイナミックな演出に多くのお客様が魅了されたことでしよう。
    第一回 中津城薪能にご来場頂きましたお客様、並びにご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

    中津城を見渡せる中津城公園駐車場に設置された特設舞台と観客席
    雨天のため中津文化会館大ホールに会場が変更されました
    ホールに設置された舞台の様子
    雨にも関わらず、大変多くのお客様がご来場されました
    開演30分前の様子 
    多くのお客様で賑わっていました
    終演後の会場内の様子
    多くのお客様より多大な反響を頂けました
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